医療的ケア児ママ、プロF入会をきっかけに、憧れのイラスト起業で新しい働き方を手に入れた
今回のプロジェクトF(以下プロF)
受講生様インタビューでは、
グラレコライター・イラストレーター/
イワトモさんをご紹介します。
会議やプレゼンなどの内容を
イラストや図形などを使って
わかりやすくまとめるグラフィックレコーディング、
通称グラレコをお仕事としているイワトモさん。
重症心身障害を持つお子さんのケアをしながら
在宅で「好き」を仕事にするまでには
自分の枠を外すような
出来事を経験してきたのだそうです。
今回は、
新しい働き方を手に入れるまでのストーリーや
ブレイクスルーの秘訣をお聞きしました!
プロFに入会するも迷走する日々。恐れず波に乗ってブレイクスルーをつかんだ
ーまずは、自己紹介をお願いできますか?
思いをイラストと文字で可視化するグラレコライター・イラストレーターのイワトモです。
ーイワトモさんがプロFに入って得た成果を聞かせていただけますか?
プロFに入って、新しい働き方を手に入れました!
私には重症心身障害児の長男がいます。人工呼吸器をつけており、ご飯ははお腹に開けた穴(胃ろう)から注入しています。24時間ケアが必要なのですが、在宅でケアをしながら好きなことを仕事にすることができました。通勤時間ゼロ、職場の人への気兼ねゼロ、時間のしばりもゼロという新しい働き方を手に入れました!
ーおめでとうございます!起業までのストーリーを聞かせてください。
私はもともとメーカーのプロダクトデザイナーとして働いていました。長男が生まれたのですが、13トリソミー症候群というとても珍しい障害であることがわかりました。一日一日の命をつなぐことが大変で、仕事をやめざるをえなくなってしまったんです。
社会から断絶されて、相談したり共感したりしてもらえる友だちもいないし、とても孤独な介護の日々を過ごしていました。長男の命と向き合う毎日だったのですが、長男が5歳になった頃、ようやく安定してきたので家で少しでも働けないかなと、まずイラストの仕事から始めました。
医療雑誌でコミックエッセイを連載するところまではいったのですが、それ以上、軌道に乗れず、細々と続けていました。でも、もっと働きたいと思い、起業を考えて図書館へ本を借りに行ってめぐみさんの本に出会いました。そのあとの3daysライブを見て、すぐにプロFへの入会を決めました。
ーそうなんですね。でも、プロFに入ってしばらくは大変でしたよね。何をきっかけにブレイクスルーしたんですか。
1つは「恐れず波に乗る」ということです。
最初は何をするかも決まっていなくて迷走していたのですが、「好き」と「得意」と「お金になり」「ニーズがある」が重なるところということで講師の方からグラレコを提案されました。それで、やってみたら「できるかもしれない。おもしろい!」と思うようになりました。
もちろん最初は実績もないので、自分でコツコツ描くだけ。3か月ぐらい経った頃、まだ実績はなかったのですが、ある日突然、めぐみさんのコラボライブのグラレコを依頼されました。「え、自信がない…」と思う気持ちもあったのですが、一方で「これはチャンスや!」と思って受けることにしました。そこから5日間、全力でお仕事に向き合い、ライブ当日中に納品することを続けていたら、それを見てくださったプロF生がお声がけしてくださるようになりました。それがどんどんつながって、道が太くなっていきました。
「私がやらなくちゃ」という枠を手放して人に頼れるようになった
ーすばらしいですね。2つ目は?
「人に頼る」「「私がやらなきゃ」という思いを手放す」ということです。
プロFに入ってからめぐみさんに、仕事をする時間を作るために、自分がやらなきゃいけないと思っていることをどんどん手放すということを教えてもらいました。そのおかげで、家事は割と早めに手放すことができました。でも、どうしても長男の世話は手放せなかったのです。
というのも、長男がまだ赤ちゃんで入院していたとき、2時間、長男の元を離れたことがあったんです。戻ってみたら、人工呼吸器のマスクが外れて、顔が黒くなった長男が泣き叫んでいました。それがトラウマになって、「私がついていなくちゃいけない」と思って長男から離れられなくなってしまったんです。「病院に預けるなんて考えられない!」と思ってずっと過ごしてきました。ところが、去年、シンガポールセミナーが開催されることになって、私も行きたいと思ったんです!
前々から、長男の主治医には私自身に何かあったときのために病院に預ける練習をするように言われていたこともあって、今がその時!と思いシンガポールセミナーの3か月ぐらい前から少しずつ病院に預ける練習を始めました。そして、7月には7泊8日長男を病院に預けてシンガポールセミナーに参加することができました!!
ーすごいですね!
自分でできないと決めつけて、私がみなくちゃいけないという殻を作っていたんです。長男を「箱入り息子」にして閉じ込めていたのは私だったんだな、と。長男の将来のためにも外の世界と触れさせてあげることや人に頼っていくことも大切だと気づきました。
ー人に頼っても大丈夫だったんですね。
はい。時代は進化していて、LINEで長男の写真が送られてきて、離れていても安心して過ごすことができました。
ーそうなんですか。よかったですね。3つ目も教えてください。
3つ目は、感謝「ある」に目を向けるということです。
私はプロFに入って2年目になります。プロFは入会して半年で講座が終了しますが、半年経ってもあまりうまくいっていませんでした。落ち込んでいたときに、ほかのプロF生と一緒に感謝ワークをする機会がありました。1か月間、その日に感謝したいことをグループLINEに送るというワークでした。そのおかげで「ある」に目を向けることが習慣になったんです。
「何もできていない」と思っていたことも「諦めていない」に転換できたり、忙しい中でも発信をがんばっていることに気づけたり。自分ができていることに目を向けられるようになりました。落ち込みそうになったときに、できている自分に目を向けて気持ちを上げていけるようになりました。1か月でグループLINEの感謝ワークは終わりましたが、今でもスラックで続けています。
めぐみさんがフォーカスしたものが拡大していくといつもおっしゃっているように感謝に意識が行って、「こんなにできている」「こんなに恵まれている」といい方向に自分の気持ちを引っぱっていけるようになりました。
ー感謝ワークではどんなことを書くんですか。
仕事のことだけではなくて、家族のことも書きます。
感謝ワークのコツは、当たり前のことだけではなくて、気づいたことや発見したことを書くことです。そのおかげで、いつも感謝を探して生きられるようになりました。
ーそんな風にしていたら落ち込むこともなくなるし、そんなイワトモさんにお仕事を頼みたいという人もたくさん出てくると思います。感動して泣けてきました(笑)スキルももちろん大事だけど、この人と働きたいと思ってお仕事をお願いするんですよね。お手本のようになってくれて、ありがとうございます!
まとめ
24時間ケアが必要なお子さんを持つイワトモさん。
プロF入会後も
なかなか自分のやりたいことを見つけられずに
落ち込むこともあったそうです。
そんな日々に風穴をあけたのは、
自信がなくても恐れずにやってみる気持ち。
そして、
「私がやらなくちゃ」という思いを手放し、
人に頼ることで
自分の時間をつくり出すことに成功。
ここから快進撃がスタートすることになりました。
また、今でも毎日続けているという
感謝ワークのおかげで、
「ある」に目を向け、
落ち込む気持ちを自分で盛り上げる方法も
身につけることができたそうです。
すてきな人柄が伝わるインタビューとなり、
感動の止まらない時間でしたね。
スキルも必要だけれど、
「この人と仕事がしたい」と
思ってもらうことが大事だということがわかる
イワトモさんのインタビューでした。
■イワトモさん/グラレコライター・イラストレーター
イワトモさんの
Instagram:https://www.instagram.com/iwatomo13_design/#
公式LINE:https://lin.ee/7f5qlO3
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