ゼロから家庭料理講師へ。やらない後悔よりも挑戦を選べるようになった
「今さら始めても遅いかもしれない」
「自分に何ができるのかわからない」
そんなふうに感じながらも、
もう一度、自分の人生を活かしたい。
今回ご紹介するのは、
レシピを使わない家庭料理講師 × マナー講師の
松本江里さんです。
2025年5月、
プロジェクトF(以下、プロF)に入会。
当初は、
自分が何ができるのか、
何が得意なのか、何が好きなのかも
言語化できていない状態でした。
そこから少しずつ、
自分の経験を見つめ直し、
今できることを形にしながら
歩みを進めています。
やらずに後悔するより、
まずはやってみる。
そう思うようになった背景を、
お話しいただきました。
30歳まで料理未経験。母の味を残したい一心で始まった料理
私は2025年5月にプロFに入会しました。当時、自分が何ができるのかも分からない状態だったので、まずは自分の経験や、できることを整理するところから始めました。
そして今はオンラインで、家庭料理とマナーを掛け合わせたレッスンを開催しています。
“マナー講師”も肩書きに入れていますが、これは、最初のお料理レッスンで15分ほど時間が余り、その時間に食卓で使えるマナーをお伝えしたところ、とても好評で、受講してくださった方から、「次回からもこの時間は外さないでほしい」とリクエストをいただいたことが始まりでした。
私の中では料理とマナーは別々のものではなく、「食事の基準値と、マナーの基準値を家庭の中で育む」というところでつながっていると考えています。
そして昨年はプロFのコミュニティ内でモニターさんを募集し、参加してくださった方のおかげで2回のレッスンを開催することができました。

私はこうして家庭料理をお伝えしていますが、実は30歳まで一切料理をしたことがありませんでした。
今考えると当たり前だと分かるのですが、実家を出て一人暮らしを始めて、“家に帰ってもご飯がないこと”にそのとき初めて気づいたんですね。
お米も食材もあるのに、どう料理すればいいのかわからない。その中で当時食べたいと思ったのは、“母が作るご飯”でした。
そこから実家に帰る度、料理を始める音が聞こえると台所へ行き、調味料を量り、再現できるように母に聞きながら、ノートへ書き留めることを続けていました。なぜなら、いつか母が作れなくなった時に、この味を二度と食べられなくなるのが怖かったからでした。
料理が、自分の居場所をつくってくれた
私は35歳の時に、書き溜めた料理のノートを持ってアメリカ・サンフランシスコへ渡り、2年間暮らしました。そのとき、私に居場所を与えてくれたのは料理だったんです。
一緒に住んでいた友人から、「キッチンは君に任せるから、好きに料理していい」と言ってもらい、料理を通して人とのつながりが生まれました。
そして友人からは、「また江里が作った料理が食べたい」「レシピがほしい」と言われるようになったので、その都度手渡ししたり、メールで送ってあげたりしていました。
そこで、いつでも私のレシピを見てもらえる場所を作りたいと思い、2011年秋、本を3冊買って独学でホームページを開設することにしました。毎日更新を続けていくうちに、2014年頃には1日に2万人が来てくれるサイトに育てることができました。
やらずに後悔した10年。もう同じ後悔はしたくない
そのホームページを運営していた当時は、有名なメディアから出演依頼をいただくこともありましたが、「出演するつもりはない」とお断りしていたんです。それは、当時出会った他の料理家の方にも驚かれ、怒られました。
お断りしていたのは、私は自分が表に出ることを仕事にするなんて考えておらず、「関係のない世界」だと思っていたからなんです。でもよくよく考えたらこの10年間すごく後悔していました。その後、料理家として著書を出版し、メディアでも活躍する友人の姿を見て、この差は、やったか、やらなかったかの差なんだなと思いました。
「あのとき断っていなかったら、どうなっていたんだろう」
そう思いながら、友人の活躍を見ないようにしていたけど、やはりどこか羨ましい気持ちがありました。“やらずに後悔”ということが、こんなにも後まで引きずってしまうことにも気づいたんです。
だからこれからは、「とりあえずやって、転んだら転んでもいい。」そんな気持ちで、次のオンラインレッスンもやってみようと思っています。

目立つこと、人に認知してもらうこと、覚えていただくこと。
そこにも挑戦したくて、大きな成果としての数字はなくても、私の経験を誰かに伝えたいと思いました。
まとめ
30歳まで料理未経験だったという江里さん。
母の味を残したいという思いから料理を学び、
料理が人とのつながりや
自分の居場所をつくってくれました。
過去には、
大きなチャンスを断り
後悔した経験もあったからこそ、
やらずに後悔するより、
やって転んでもいい。
そんな気持ちで挑戦を続けられています。
何歳からでも、
自分の経験を棚卸しして、
もう一度形にしていくことができる。
江里さんの発表からは、
新しい一歩を踏み出す勇気をもらえるようでした。
そんな江里さんの挑戦を支えた
プロジェクトF
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